新作/君が主で執事が俺で〜お仕え日記〜/忠誠を誓う口づけを…

第54回 2009/ 2/ 8

そろそろじっくり休みたい…。

ごきげんよう、のえるです。



昼食は適量を食べましょう。

値段が一緒だからとか適当な目分量で大盛りにして、食べたあと「うぇっぷ」と漏らしな

がらショップの階段上り下りなんて事、大人ならしないように。



さて、それではウラ話〜。

今日はちょっと開発知識がないとわかりにくい話かな?



【ゲーム製作ウラ話(5)「PC→コンシューマへの移植作業 その1」】



PCゲームをPS2等のコンシューマ機へ移植する実作業の話をしてみます。


大体どのゲームメーカーも「自社専用ライブラリ」という物を作っており、ゲーム機メー

カーさんから来てるライブラリを組み合わせて、比較的容易に多様な処理をできるシステ

ムを構築しています。


ウチの場合も同様なのですが、「自社専用ライブラリ」を作ったのが私なので感覚的には

「自分専用ライブラリ」みたいなものです。


で、更にADV系ゲームを動かすための「スクリプトシステム」が必要になります。

ウチの「スクリプトシステム」は上記の専用ライブラリで構成されています。



ただ、当然の事ながら日々プログラムはバージョンアップさせていきます。



作業タイトルにあわせた調整ももちろんですが、私自身が根っからのプログラマーなんで

どんどん機能を追加&改良していきたくなるんですよ。


無論さじ加減を考慮してですけどね。

そうしないと、いざ他の人がスクリプトをいじろうとしたとき、さっぱりわからない難解

なシロモノが出来てしまわないとも限りません。



こうしてやっと「スクリプトシステム」が用意できました。

次にいよいよ「移植作業」の開始です。



PC版のスクリプトは当然そのPCタイトルにあわせた書式。当然の事ながら私のシステ

ムとは書式がまったく異なります。



そのPC版スクリプト→コンシューマ版スクリプトに変更する作業。

これが一番出来を左右する作業です。



私はこの方法を実行する際、毎回タイトル専用のコンバータを作成します。

PC版「君が主で執事が俺で」にも、専用のコンバータを用意しました。



ソレにかけることにより自動的にコンシューマ版へと変換する仕様なのですが、その


「自動的に変換する」


という作業をプログラムにさせるのはかなり面倒。

PC版のスクリプトの仕様も100%理解できないと不整合が出てしまいます。

※「君が主で〜」では100%理解できたが、資料不足で出来ないモノもある



その点「君が主で執事が俺で」ではスクリプトで「?」と思った箇所は、質問すれば

即応答してくれるくらいだったので、非常に快適に作業が進みました。



ちょっと長くなってしまいました。

今回は移植作業の簡単な説明のみになってしまいましたが、次回はこれらを念頭に入れた

上でのウラ話をかいていこうと思います。



それでは、ごきげんよう。



心外補足


昼休みにCDショップへ行ったとき、広瀬香美のアルバムを手にとって見てた。

そうしたらG.Fが「何オマエ普通のアーティストのCDみとんねん」みたいな偏見の目

で見てきた。

ひどすぎると思った。


クリスマス、正月に続き、節分までも気付かないうちに過ぎていました。

G.Fです、こんにちわ。


初詣どころか節目の厄払いすらも行っていない今年は大丈夫でしょうか。

少々心配になってきましたが、今はただ昨年からの仕事をきっちり

終わらせて、自分ハロウィン、自分クリスマス、自分正月、自分節分を

行うことが目標です。

あー、自分大掃除も行わないと部屋が厳しいことになっていますね。

早くしないと、周回遅れになってしまいそうで怖いです。


スタンプラリーみたいに、各イベントをこなさないと自分年齢が

経過しなければいいのに……。



さてっ!


気を取り直して、今週のみなとそふと様の更新情報は、

ついに公開OPムービー! です。しかもフルアニメーション!

ゲームのOPをアニメで行うことが、どれだけ大変なことか……。

アニメーションの絵と、ゲームの中で使用する絵は性質的に違う物ですし、

雰囲気を崩さないようにすることが難しいと思います。

なおかつ通常の2DCGを使用するムービーも技術や演出が進化しており、

アニメとは違った迫力、演出で際立った物もたくさんあります。

動きを重視したアニメである以上、それを超える迫力を要求されますし、

何よりゲームの顔であるOPムービーでもあるわけですから、

見る側も生半可な物では納得しないでしょう。


しかし、まぁ、早速拝見したところ、一ファンとしてとても満足しました。

各キャラクターの特徴が短いOPの中に凝縮されており、

各カットそれぞれ楽しく、何度も見てしまいます。


これまでのキャラクタービジュアル、キャスト発表、そしてキャラクターの動きが

順番に紹介されて、次第に自分の中の「まじこい」に色がついていく感じです。


いや、フツーにすごい楽しみで困ってしまいます。


それでは今週はこの辺で。まじまじ。



ディレクター G.F




<のえる氏の日記補足>

のえる氏が店で普通のCDを手に取っていたので、怪訝な顔をしてみたら、

必死に言い訳をし始めた。

言い訳しなくても気の迷いだって分かってるから大丈夫なのに。


あと、ストレスで胃がおかしくなって満腹中枢が長期休暇中の自分を

無理やり連れて、急な階段のある同人誌のショップに連れて行くのは

やめて欲しいものです。


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